プレキャスト桁の標準断面

プレキャスト桁の標準断面

桁高制限を受ける道路橋を対象として、バイプレ方式単純I桁及び、中空桁の試設計を行いました。
その特長は次の通りです。

  1. 従来のPC桁と比較して著しく桁高が低く、桁高/支間比はおよそ1/32です。
  2. 圧縮PC鋼棒の押圧作業および架設には一般に用いられている機械器具が使用できます。
  3. 主桁断面はねじり剛性が大きいので、支間が50mの場合でも架設時の横座屈に対して安全です。

設計条件

荷重 B活荷重
支間 25m~50m
(5m間隔)
幅員 9m
斜角 90度
衝撃係数 i=10/(25+ℓ)
活荷重のたわみ制限 δℓ/ℓ≦1/600

使用材料

主桁コンクリート σck=40N/mm2
場所打ち
コンクリート
30N/mm2
引張PC鋼材 12S12.7(SWPR7B)
12S15.2(SWPR7B)
圧縮PC鋼棒 φ26, φ32(SBPR930/1080)
横締PC鋼材 1S17.8(SWPR19)
1S21.8(SWPR19)
鉄筋 SD295A

桁高と支間の関係(B活荷重)

桁高と支間の関係(B活荷重)

圧縮PC鋼棒の定着要領図

圧縮PC鋼棒の定着要領図

バイプレ方式プレキャストI桁の断面図

バイプレ方式プレキャストI桁の断面図

バイプレ方式プレキャスト中空桁の断面図

バイプレ方式プレキャスト中空桁の断面図